技術者等養成・研修

技術者等養成・研修

木工技能者研修(上級コース)

木工技能者研修要項(上級コース)

1.趣旨

文化財建造物木工技能者研修の一環として実施するもので、文化財建造物(国宝・重要文化財。以下同じ)修理に従事する建造物木工技能者に対して、講義、実習及び試験等を行い、もって文化財保存に必要な高度の知識及び技能の修得、資質の向上を図り、伝統木工技術の保存に資する。

2.主催

公益財団法人文化財建造物保存技術協会

3.期間

原則として6日間とする。

4.場所

原則として東京で行う。

5.受講資格

年齢が満40歳以上満60歳以下の木工技能者で、下記の条件に該当する者。

  1. 普通コースの研修を修了し、その後引き続き大工として文化財建造物の修理に6年以上従事した者。
  2. 大工として技能、指導力、人格がともに優れ、受講させる資質があると認められる者。

6.修了証及び認定書

研修の全課程を修了し、修了試験に合格した者には、同研修の修了証を交付する。
また、認定審査に合格した者には別に定める認定規定により、公益財団法人文化財建造物保存技術協会による「文化財建造物木工主任技能者」としての認定書の交付を受けることが出来る。