技術者等養成・研修

技術者等養成・研修

木工技能者研修(普通コース)

木工技能者研修要項(普通コース)

1.趣旨

文化財建造物木工技能者研修の一環として実施するもので、文化財建造物(国宝・重要文化財。以下同じ)修理に従事する建造物木工技能者に対して、講義、実習及び試験等を行い、文化財保存に必要な知識及び技能の習得、資質の向上を図り、伝統的木工技術の保存に資する。

2.主催

公益財団法人文化財建造物保存技術協会

3.期間

前・後期の2期にわたり実施する。原則として1期は5日間とする。

4.場所

原則として大規模あるいは特殊な修理工事現場で実施する。

5.受講資格

原則、満43歳未満の木工技能者で、下記の2項目のいずれかに該当する者。

  1. 大工の経験年数が6年以上で、そのうち文化財建造物(国宝・重要文化財の文化財建造物)の修理経験が3年以上ある者。
  2. 選定保存技術の認定を受けて実施している(一社)日本伝統建築技術保存会の「伝統建築技能研修(後期)」受講修了者で、文化財建造物の修理経験が2年以上ある者。

6.修了証及び認定書

研修の全課程を修了し、修了試験に合格した者には、同研修の修了証を交付する。
また、認定審査に合格した者には別に定める認定規定により、公益財団法人文化財建造物保存技術協会による「文化財建造物木工技能者」としての認定書の交付を受けることが出来る。