用語集

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建物の種類

塔婆(とうば) 寺院建築における塔すなわち仏塔。貴人の墳墓であるストゥーパが中国へ伝わり、楼閣建築と合体して多重塔(五重、三重など)の原形が成立したもので、梵語のストゥーパを卒塔婆とし、転じて塔婆・塔となったという。多重塔のほか多宝塔などの形式がある。
大塔(だいとう) 多宝塔の一形式で特に規模が大きく、下重が方五間(通常の多宝塔は方三間)で内部には四天柱のほかに12本の円形柱列がある。空海が金剛峯寺に建てたのがはじまり。
多宝塔(たほうとう) 軸部が下重方形・上重円形の二重形式の塔。空海が金剛峯寺に建てた大塔形式を小型化・簡略化したもので、大日如来を本尊とするのが一般的。多宝如来を祀る塔を多宝塔ともいうが、その場合は形式を限定しない。
宝塔 (ほうとう) 円形の軸部に方形の軒・屋根を架けた一重二階形式の塔。中世以前はこの形式も多宝塔とよんだ。宝塔に方形の裳階を付けたのが大塔形式の多宝塔ともいわれる。または、形式に係わりなく仏塔の美称。
五輪塔 (ごりんとう) 密教の思想に基づき地・水・火・風・空の五大(五輪)を方・円・三角・半円・宝珠の形に表して積重ねた(下から)もので、建築としてではなく、もっぱら石造の供養塔・墓塔・納経塔として造立された。石造のほか金属・木・泥などで造った工芸品もある。
宝篋印塔 (ほうきょういんとう) 基礎・搭身・隅飾の付いた笠・相輪からなり、建築としてではなくもっぱら石造の供養塔や墓塔、納経塔として建てられた。宝篋印陀羅尼経を納めた小塔がはじまりで、石造のほか金属や木製の工芸品もある。
楼門 (ろうもん) 一階を楼造として軒・屋根を設けず、二階にだけ屋根を設けた二階建の門。三間一戸の規模が一般的。
二重門 (にじゅうもん) 一階にも軒・屋根を設けた二階建の門。五間三戸の規模が多く、大規模寺院の主要な門に用いられる。
惣門 (そうもん) 寺院・神社の境内などの最初の入口に設けられた門。八脚門・四脚門・薬医門など一階建の形式が用いられる。
総門 (そうもん) 寺院・神社の境内などの最初の入口に設けられた門。八脚門・四脚門・薬医門など一階建の形式が用いられる。
四脚門 (しきゃくもん) 戸口がある2本の本柱の前後に各2本の控柱を立てた形式の門。控柱が4本あることからこの名がある。本柱を丸柱、控柱を角柱として切妻造の屋根を架けるのが一般的。四足門(よつあしもん)ともいう。
四脚門 (よつあしもん) 戸口がある2本の本柱の前後に各2本の控柱を立てた形式の門。控柱が4本あることからこの名がある。本柱を丸柱、控柱を角柱として切妻造の屋根を架けるのが一般的。四足門(よつあしもん)ともいう。
薬医門 (やくいもん) 本柱の後ろにだけ控柱を立て、切妻造の屋根の棟が本柱筋より後方に位置する形式の門。本柱には横幅が広い長方形の角柱(鏡柱という)を用いる。
随神門 (随身門・ずいじんもん) 神社における主要な門で、戸口の左右に随身(貴人外出時の護衛)姿の二神を祀る。寺院の仁王門・二天門に相当し、八脚門や三間一戸の楼門が用いられる。
高麗門 (こうらいもん) 本柱の後ろに控柱を立て、本柱間の切妻造屋根の下両脇に本柱控柱間の切妻造屋根を架けた形式の門。近世の城郭に多く用いられた。
中門 (ちゅうもん) 農家の一形式で秋田・山形・福島・新潟各県に分布する中門造において、主体部から前方へ突出する部分をいう。内部は土間や馬屋とするのが一般的であるが、2個所付く両中門の場合はもう一方を座敷とする。または、寺院・神社において金堂・本堂や本殿・拝殿のすぐ前に位置する主要な門。
長屋門 (ながやもん) 武家や上層農家の屋敷に設けられた主要な門で、桁行が長く戸口の両側または片側に門番所、家臣や使用人の部屋、物置や馬屋などが置かれる。
御成門 (おなりもん) 上級武家屋敷や寺院において将軍・藩主などの来訪に備えて設けられた専用の門。
仏殿 (ぶつでん) 禅宗寺院において本尊を祀る伽藍の中心仏堂。南都仏教寺院における金堂に相当する。禅宗様の手法になり、一重裳階付の形式をとる場合が多い。
講堂 (こうどう) 南都仏教や天台宗・真言宗寺院において経典講読や説法その他の儀式を行う仏堂。金堂の後ろに置かれるのが一般的。または、檀林(寺院の学問所)や幕府・藩の学校において講義を行う中心の建物。
覆屋 (おおいや) 主として小規模な建物(神社本殿、仏堂など)を保護するために全体を覆って設けられた建物。鞘堂(さやどう)ともいう。
大雄宝殿 (だいゆうほうでん) 黄檗宗寺院において本尊を祀る伽藍の中心仏堂。臨済宗・曹洞宗寺院の仏殿にあたる。
御影堂 (みえいどう) 宗派の開祖、寺院の開山を祀る建物。開山堂・祖師堂・大師堂などと同じ。宗派や寺院によって規模・配置などが異り、浄土宗や浄土真宗では本堂(阿弥陀堂・如来堂)より大きく境内最大の建物となるのが一般的。
阿弥陀堂 (あみだどう) 阿弥陀如来を祀る堂で、阿弥陀如来を本尊とする天台宗や浄土宗・浄土真宗の寺院では本堂となる。平安時代後期における浄土教の盛行にともない、大小さまざまな阿弥陀堂が真言宗寺院などでも建てられた。
額堂 (がくどう) 絵馬をはじめ各種の奉納額を掲げるための建物で絵馬堂ともいう。四方を吹放しとした簡単な構造とするのがふつう。神社では額殿・絵馬殿と称する。
鐘楼 (しょうろう) 時刻を告げるための梵鐘を釣る建物。二階建の楼造(袴腰付を含む)と一階建の4本柱(あるいは6本柱)のものとがある。南都仏教寺院では経蔵と対になって講堂の前方(または後方)の左右に置かれた。
鼓楼 (ころう) 勤行などの時刻を告げるための太鼓を吊る建物。
仮殿 (かりでん) 本殿を造替・修復する際に御神体を遷して一時安置するための建物。権殿・移殿・遷殿などと同じ。造替・修復の時だけ建てる仮設のもの、常設のもののほか、一時的に他の建物を利用する場合もある。
神楽殿 (かぐらでん) 神に奉納する神楽を奏するために神社境内に設けられた建物。舞殿とも同じ。四方あるいは三方を吹放しとするのがふつう。
通殿 (つうでん) 神社において本殿へ通じる廊下状の建物。
聖廟 (せいびょう) 儒教の祖孔子を祀る建物。儒教による教育が行われた江戸時代には幕府・藩などの学校に必ず設けられた。
霊屋 (れいおく) 権力者・貴人などの霊を祀る建物、または墓塔の覆屋、霊廟とも同じ。近世には将軍や大名を祀る豪華なものが建てられた。
霊屋 (たまや) 権力者・貴人などの霊を祀る建物、または墓塔の覆屋、霊廟とも同じ。近世には将軍や大名を祀る豪華なものが建てられた。
方丈 (ほうじょう) 禅宗寺院における住持の住房。本山寺院では大方丈(公的な接客空間)と小方丈(私的な生活空間)とに分かれるが、塔頭寺院では一棟で両者の機能に加え本堂も兼ねる。のちには他宗でも方丈の名称を用いることがある。
庫裏 (くり) 寺院の台所あるいは住持や家族の住房となる建物。元来は禅宗寺院において寺内の食事を調え、そのための事務を司る典座寮を置いた建物。
文庫蔵 (ぶんこぐら) 書籍・文庫などを収納する蔵で、防火のための土蔵造とすることが多い。

構造・屋根形式

桁行二間 (けたゆきにけん) 屋根の棟が通る方向を桁行(通常は間口にあたる)といい、その方向に立つ柱(外側)の間の数が二つあること。
桁行 (けたゆき) 屋根の棟が通る方向を桁行(通常は間口にあたる)といい、その方向に立つ柱(外側)の間の数が二つある場合に二間という。
梁間三間 (はりまさんげん) 屋根の棟と直角の方向を梁間(通常は奥行にあたる)といい、その方向に立つ柱(外側)の間の数が三つあること。
梁間 (はりま) 屋根の棟と直角の方向を梁間(通常は奥行にあたる)といい、その方向に立つ柱(外側)の間の数が三つあること。
一重三階 (いちじゅうさんかい) 屋根は一重で内部が三階になっていること。
一重 (いちじゅう) 内部の階数には係わりなく屋根の重なりが一つであることをいう。
三重三階櫓 (さんじゅうさんかいやぐら) 屋根が三重で内部も三階になっている城郭の櫓。
五間二重塔婆 (ごけんにじゅうとうば) 初重の平面が五間四方で屋根が二重の仏塔。
三間一戸 (さんげんいっこ) 楼門や二重門の規模などを示すもので、間口(桁行)が三間で中央間を戸口とした門のこと。扉構えの有無には係わりない。
煉瓦造 (れんがぞう) 煉瓦を積上げて構造体とした造り。
木骨煉瓦造 (もっこつれんがぞう) 木造で軸組を組み、壁面に煉瓦を積んだ構造をいう。
入母屋造 (いりもやづくり) 屋根の基本形式の一つで、切妻造の四方に庇を付けた形をいう。大棟の両端に三角の破風があってその下方に4本の隅棟ができ、軒には隅木が入る。
切妻造 (きりづまづくり) 屋根の基本形式の一つで、二つの屋根面が山形に組まれ頂に大棟が通る。日本古来の形式で、真屋(まや)ともいう。
寄棟造 (よせむねづくり) 屋根の基本形式の一つで、四つの屋根面からなり大棟が通ってその両端から各2本の隅棟が降る。破風はなく、軒には隅木が入る。
宝形造 (ほうぎょうづくり) 屋根の基本形式の一つで、四つの屋根面が一点に交わり大棟はなく頂に露盤・宝珠が置かれる。通常は方形平面の建物に用いられる。
方形造 (ほうぎょうづくり) 屋根の基本形式の一つで、四つの屋根面が一点に交わり大棟はなく頂に露盤・宝珠が置かれる。通常は方形平面の建物に用いられる。
唐破風造 (からはふづくり) 中央部が起り両端部が反転してほゞ水平となる形の破風をもつ屋根の形式。門や玄関に用いられる。
両下造 (りょうさげづくり) 切妻造の屋根の一種で、棟の両端が他の建物へ繋がって破風がないものをいう。石の間造社殿の石の間がこれにあたる。
流造 (ながれづくり) 神社本殿の基本形式の一つで切妻造の正面に庇が付いて前面の屋根面が長くなったものを流造といい、そのうち母屋正面の柱間が一つの場合が一間社である。
一間社流造 (いっけんしゃながれづくり) 神社本殿の基本形式の一つで切妻造の正面に庇が付いて前面の屋根面が長くなったものを流造といい、そのうち母屋正面の柱間が一つの場合が一間社である。
隅木入春日造 (すみぎいりかすがづくり) 神社本殿の基本形式の一つで切妻造・妻入の母屋の正面に庇を付けたものを春日造といい、そのうち母屋と庇の軒の取合部に隅木が入る場合が隅木入である。
春日造 (かすがづくり) 神社本殿の基本形式の一つで切妻造・妻入の母屋の正面に庇を付けたものを春日造といい、そのうち母屋と庇の軒の取合部に隅木が入る場合を隅木入春日造という。
撞木造 (しゅもくづくり) 仏堂の特殊な屋根形式の一つで、奥行の深い平面の場合に前半部を入母屋造・妻入、後半部を入母屋造・平入として大棟がT字形となるもの。
見世棚造 (みせだなづくり) 神社本殿のうち、小規模な流造・春日造の場合に庇にも床を張って縁や階段を設けないもの。
比翼入母屋造 (ひよくいりもやづくり) 特殊な屋根形式の一つで、同規模の平入の入母屋造を2棟前後に並べて連結したものをいう。
比翼大社造 (ひよくたいしゃづくり) 特殊な神社本殿形式の一つで、大社造を2棟横に並べて連結したもの。中央に合の間ができる。
比翼三間社流造 (ひよくさんげんしゃながれづくり) 特殊な神社本殿形式の一つで、三間社流造を2棟横に並べて連結したもの。中央に合の間ができる。
土蔵造 (どぞうづくり) 木造の耐火構造で、外部全体を厚い土壁で覆ったもの。社寺の宝庫などでは中世からあったらしいが、近世になって城郭や民家の倉で用いられ普及した。倉では木部の露出した軒・屋根を別に造る置屋根形式のものもある。
こけら葺 (こけらぶき) 屋根の板葺の一種で、厚さ3~6㎜程度のスギ又はサワラの手割り板を3㎝前後の間隔で上下にずらして(葺足という)重ね、竹釘を打って葺き上げるもの。木羽葺ともいう。
本瓦葺 (ほんがわらぶき) 粘土を成形し焼いた瓦で屋根を葺くもののうち、雨水を流す凹面の平瓦(上下に少し重ねて並べる)とその接ぎ目に伏せる半円形の丸瓦とからなるもの。
桟瓦葺 (さんがわらぶき) 本瓦葺の軽量化・簡便化を図って江戸時代に考案されたもので、平瓦と丸瓦を一つにした反転曲面の瓦で葺く方式。
檜皮葺 (ひわだぶき) ヒノキの皮を薄く剥いで大きさ・形を整え、1.5cm前後の間隔で上下にずらして重ね竹釘を打って葺き上げるもの。軒先の軒付部分は別に積上げたもので、これだけの厚みが葺地となるわけではない。
とち葺 (とちぶき) 板葺の一種で、こけら葺より厚い板(9~30㎜程度)を粗い葺足で葺くもの。
茅葺形銅板葺 (かやぶきがたどうばんぶき) 茅葺屋根の形を木造で作った下地に銅板を葺いたもの。防火上の観点から茅葺に変えて用いられる。
茅葺 (かやぶき) ススキ・チガヤあるいはアシ(ヨシ)で屋根を葺くもの。ワラ・ムギワラなども含めて草葺ともいう。
栩葺 (とちぶき) 板葺の一種で、こけら葺より厚い板(9~30㎜程度)を粗い葺足で葺くもの。
石置板葺 (いしおきいたぶき) 民家などに用いられる板葺の一種で、手割り板(各地で異なるが長さ36~90cm程度の板)を並べ釘で止めるのではなく玉石(20~30cm程度)をまばらに置いて押える(葺板上に横木を並べて置く場合が多い)もの。
錣葺 (しころぶき) 特殊な屋根形式の一つ。入母屋造あるいは寄棟造において、屋根面の流れの途中に段差があり全体として二段葺きに見えるもの。民家では茅葺の切妻造の四面に瓦葺の庇を付けた場合をこうよぶ場合もある。
スレート葺 (すれーとぶき) 粘板岩など層状の岩を薄く割って形を整えた葺板を並べて釘で打ち止めるものが天然のスレート葺きで、葺板に石綿セメント板を用いるのは人工スレート葺きである。
マンサード屋根 (まんさーどやね) 洋風建築の屋根形式の一つ。切妻造または寄棟造において屋根面が流れの途中で折れ下方の勾配が急になるもの。腰折れ屋根ともいう。

形式・詳細

妻入 (つまいり) 建物の四面のうち大棟と直角をなす面を妻といい、この面に入口がある場合を妻入という。
向拝 (こうはい) 仏堂や社殿の正面(ときには背面にも)中ほどに突出して設けられた吹放しの部分。階隠を兼ねた、参拝者の礼拝のための空間。御拝ともいう。
石の間 (いしのま) 社殿の複合形式の一つである石の間造において本殿と拝殿を繋ぐ部分。元来は床が石敷あるいは土間であったことからこの名があるが、のちに板床が張られ幣殿とよばれるようになる。
千鳥破風 (ちどりはふ) 屋根面に据えられた飾りの三角形の破風。据え破風ともいう。
軒唐破風 (のきからはふ) 軒の一部に設けられた唐破風。
裳階 (もこし) 建物外側の軒下に設けられた庇状の部分。雨打(ゆた)ともいった。
明神鳥居 (みょうじんとりい) 最も一般的な鳥居の一形式で、内転びのある丸柱の頂に反り増しのある笠木・島木がのり少し下に貫が通りその間に額束が立つもの。
両部鳥居 (りょうぶとりい) 柱の前後に控柱を立てた形式の鳥居で、柱の頂部(島木の下)には稲荷鳥居と同じく円形の台輪が入る。
附書院 (つけじょいん) 書院などに見られる座敷飾の一つで、床の間の横に縁側または外部へ突出して設けられた出窓式の装置。机状の厚板の外側には小障子を立てる。通常は違棚も加えてセットで用いられる。
巽櫓 (たつみやぐら) 城郭において周囲の城壁上に設けられた櫓のうち辰巳(東南)の方角にあるもの。
坤櫓 (ひつじさるやぐら) 城郭における櫓のうち未申(南西)の方角にあるもの。
巽藏 (たつみぐら) 屋敷地の辰巳(東南)の方角にある藏。
四面庇付 (しめんひさしつき) 母屋(身舎)と庇の構成になる建物のうち母屋の四面に庇が付く形式をいう。
奈落 (ならく) 劇場建築における舞台の床下や花道の下の空間をいう。回り舞台や迫りの装置などが設けられる。
建掛搭 (たてかけとう) 建てはじめて未完に終った塔の意で、大阪・観心寺の境内に残る一重の建物(三重あるいは五重の搭の初重と思われる)をこうよんでいる。
袴腰 (はかまごし) 楼造の一階部分を下方が広がった袴状に板等で覆ったもの。鐘楼や鼓楼にみられる。
山廊 (さんろう) 禅宗寺院などの二重門形式の三門の両脇に設けられた小建築で、三門の二階へ上る階段の入口となる。
透塀 (すきべい) 柱間に格子などを設けて内部が見える塀。
石牆 (せきしょう) 沖縄県の寺院や民家にみられる石積みの塀。
神饌所 (しんせんじょ) 神饌(神に供える飲食物)を調えるため、神社境内に設けられた建物。
狭間 (さま) 城郭において櫓の外壁に設けられた小さな窓状の開口部。ここから襲来する敵に対し矢・鉄砲を放つ。
石室 (せきしつ) 石造の仏龕などの小建築。あるいは、古墳や墳墓において棺などを安置する石造の室。

時代区分

平安時代 (へいあんじだい) 延暦13年(794)から元暦元年(1184)まで
鎌倉時代 (かまくらじだい) 文治元年(1185)から元弘2年・正慶元年(1332)まで
室町時代 (むろまちじだい) 元弘3年・正慶2年(1333)から元亀3年(1572)まで
桃山時代 (ももやまじだい) 天正元年(1573)から慶長19年(1614)まで
江戸時代 (えどじだい) 元和元年(1615)から慶応3年(1867)まで
明治時代 (めいじじだい) 明治元年(1868)から明治44年(1911)まで
大正時代 (たいしょうじだい) 大正元年(1912)から大正14年(1925)まで
昭和時代 (しょうわじだい) 昭和元年(1926)から昭和63年(1988)まで

修理の種類 『文化財建造物保存修理補助事実務の手引き』

半解体修理 (はんかいたいしゅうり) 指定建造物の修理区分の用語で、軸部の一部を解体せずに行う修理。
解体修理 (かいたいしゅうり) 指定建造物の修理区分の用語で、建造物のすべての部材を解体して行う修理。
屋根葺替修理 (やねふきかえしゅうり) 指定建造物の修理区分の用語で、屋根の葺替及びこれに関わる野地等の補修。
部分修理 (ぶぶんしゅうり) 指定建造物の修理区分の用語で、木部・壁・塗装等建造物の一部の修理。内部や外部の改修工事。