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主屋,竣工外部
〈主屋〉
屋根葺替及び部分修理:
明治30年(1897)、大正5〜6年(1916〜1917)、
大正12年(1923)、昭和5年(1930)、昭和46年(1971)、
昭和54年(1979)、平成12年(2000)
〈表門〉
屋根葺替:大正10年(1921)、昭和42年(1967)、
昭和54年(1979)、平成4年(1992)
根本修理:昭和43年(1968)
〈道具倉〉
移築:江戸後期(1751〜1829)頃:
屋根葺替:江戸末期(1830〜1867)頃、明治6年(1873)、
明治29年(1896)
〈味噌倉〉
屋根葺替及び部分修理:
江戸末期(1830〜1867)〜明治初期頃、昭和前半頃:
平成14年1月〜平成16年12月
〈主 屋:屋根葺替・部分修理〉
〈表 門:屋根葺替・部分修理〉
〈道具倉:解体修理〉 (近年の改造部を復旧整備する他は現状整備)
〈味噌倉:解体修理〉 (近年の改造部を復旧整備する他は現状整備)
〈主 屋〉
屋根は野地板まで、垂木・母屋桁等の腐朽箇所、床組は大引までその他土縁部を解体した。現状修理とし、木部の腐朽・折損箇所は部分的に解体後に補修・取替えし、柱根の腐朽箇所と沈下の大きい所は是正し、土縁部は補修・復旧した。また、外部下見板の破損箇所を取替えた。屋根桟瓦葺はすべて葺替を行い、建具は補修及び取替を行った。その他、畳はすべて取り替え、建物周囲に排水溝を設け、雨落葛石を据え直した。
〈表 門〉
出桁の不陸を是正し、茅負の腐朽箇所を取替え、屋根茅葺はすべて葺直した。その他、敷居の取替、壁の汚損・剥落箇所の上塗直しを行った。
〈道具倉〉
解体調査で明らかとなった近年の改造箇所のみ復旧整備した。礎石は鉄筋コンクリート布基礎の上に据え直し、木部の補修を行って組み立て、桟瓦葺とし、壁を塗り直した。
〈味噌倉〉
道具倉と同様に近年の改造箇所の二階床組の形式を復し、二階窓の建具を復旧整備した。基礎石は鉄筋コンクリート布基礎の上に据え直し、木部の補修を行って組み立て、屋根の葺き直しを行い、壁を塗り直した。
〈主屋〉
桁行14.5m、梁間20.5m、切妻造段違、妻入、桟瓦葺、
東面式台、南面土庇、北面土間及び釜屋附属。
南面突出部 桁行9.1m、梁間6.4m、入母屋造、桟瓦葺、
西面風呂場、化粧間附属
〈表門〉
長屋門、桁行13.6m、梁間3.6m、入母屋造、茅葺
〈道具倉〉
土蔵造、10.9m、梁間7.3m、二階建、切妻造、桟瓦葺、
東面庇附属。
〈味噌倉〉
土蔵造、桁行7.3m、梁間3.9m、切妻造、桟瓦葺、北面庇
附属
(財)文化財建造物保存技術協会編
『重要文化財喜多家住宅主屋・表門・道具倉・味噌蔵保存修理工事報告書』
喜多家保存会、H17.3