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権現堂 神殿 拝殿 附表門 附石牆
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修理履歴

〈神殿〉
 解体修理(災害復旧):昭和47年(1972)
 部分修理:明治15年(1882)、明治43年(1910)
〈拝殿〉
 屋根葺替及び部分修理:昭和47年(1972)
〈附表門〉
 屋根葺替:昭和10年(1935)

今回の事業

修理期間

昭和59年10月〜昭和60年12月

修理の内容

〈神殿:塗装処理・部分修理〉
〈拝殿・附表門:解体修理〉
〈附石牆:部分修理〉
〈神殿〉
 正面両脇間扉を除く彩色の塗り直し、両脇間扉は残存資料によって新規に作製した。外陣見返し小壁に復旧の彩色塗を行った。その他鬼面は複製を作製して取り付け、現存のものは別途保存した。また正面扉に海老錠を取付けた。
〈拝殿〉
 解体に伴う調査により、拝殿は間仕切りを復旧した。基礎は礎石・束石及び石敷は据え直して床下叩きを行った。木部は腐朽・破損は繕い・取替えの修理を行い、古材の一部は含侵強化剤を使用のうえ再用した。垂木のうち割損による不再用材で、切使いが可能なものは縁根太・棚根太に転用した。釘は見隠れ部は丸釘、見掛り部は真鍮釘の頭潰しを使用した。屋根は再用瓦の他、補足瓦は在来瓦と同寸・同形状のものを島内の中古赤瓦を集め使用し、葺土は砂漆喰を筋置きとした。雀口・平瓦木口及び丸瓦目地に漆喰塗を施し、大棟は瓦を積み漆喰で包み込み、端部は逆卵形に仕上げた。また庇ケラバは丸瓦を納め傍漆喰塗込とした。
〈附表門〉
 男梁の木口飾りを復旧した。その他施工は拝殿に準じた。
〈附石牆〉
 表門東西石牆は上部石積を可及的に復し、破損箇所を積み直した。

指定年月日
昭和56年6月5日
所在地
石垣市石垣
所有者(管理団体)
石垣市
建設年代
天明6年頃(1786)

構造形式

〈神殿〉
 三間社流造、本瓦葺
〈拝殿〉
 桁行三間、梁間二間、一重、寄棟造、前後庇付、本瓦葺
〈附表門〉
 一間薬医門、切妻造、本瓦葺
〈附石牆〉
 表門東方折曲延長74.2m、表門西方長さ10.4m

出典

(財)文化財建造物保存技術協会編
『重要文化財権現堂神殿・拝殿・附表門・石牆修理工事報告書』
石垣市、S60.12