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竣工外部
屋根葺替及び部分修理:
大正4〜5年(1915〜1916)、昭和36年(1961)
平成2年8月〜平成6年3月
〈解体修理〉
半解体工事として工事を進めていたが、工事中に台風災害で破損したため全解体工事となった。基礎は、礎石をそのままとし、縁束石は壺掘りモルタル据え、亀腹は下地補修のうえ漆喰仕上げ。叩きはモルタル仕上とした。木部は、破損・腐朽した部材のうち再用可能なものは補修し、取替材は新材で補足して当初に倣って加工して組立てた。相輪高を本来の長さに戻したのに伴い、後世櫓組となっていた左義長柱を整えた。屋根本瓦葺は葺き土を筋葺きとして施工した。相輪は現状高さより約2.1m低い7.5mの高さに復した。建具は、当初材を補修して再用、金具工事のうち相輪部はさつ管を新補し、他は補修、その他建具廻りの欠失する部分は新調した。
三間五重塔婆、本瓦葺、東面
(財)文化財建造物保存技術協会編
『重要文化財備中国分寺五重塔保存修理工事報告書』
重要文化財備中国分寺五重塔修理委員会、H6.3