• ホーム
  • 太田家住宅 主屋 炊事場 西蔵 釜屋 南保命酒蔵 北保命酒蔵 東保命酒蔵 北土蔵 新蔵

※このサイトはJavaScriptを使用しています。 JavaScriptを有効にしてください。

太田家住宅 主屋 炊事場 西蔵 釜屋 南保命酒蔵 北保命酒蔵 東保命酒蔵 北土蔵 新蔵
おおたけじゅうたく しゅおく すいじば にしぐら かまや みなみほうめいしゅぐら きたほうめいしゅぐら ひがしほうめいしゅぐら きたどぞう しんぐら 

  • 重文
  • 江戸時代
  • 民家
  • 広島県
竣工外部

竣工外部

  • 竣工外部
  • 主屋,竣工外部
  • 主屋,竣工内部
  • 主屋,竣工内部
  • 主屋,修理前外部
  • 主屋,修理前外部
  • 主屋,修理前内部
  • 主屋,解体中
  • 主屋,一階平面図
  • 主屋,二階平面図
  • 主屋,東立面図
  • 主屋,桁行断面図
  • クリックすると左側の画像が切り替わります

修理履歴

〈主屋〉
 根本修理:文化12年(1815)
 屋根葺替:(一部):昭和後期
 部分修理:明治後期
〈炊事場〉
 部分修理:昭和後期
〈西蔵〉
 部分修理:明治後期
〈釜屋〉
 部分修理:明治期
〈南保命酒蔵〉
 根本修理:安政5年(1858)
〈北保命酒蔵〉
 部分修理:昭和後期
〈東保命酒蔵〉
 根本修理:天保11年(1840)
〈北土蔵〉
 部分修理:大正後期

今回の事業

修理期間

平成8年1月〜平成13年12月

修理の内容

〈主屋:屋根葺替及び部分修理〉
〈炊事場:解体修理〉
〈西蔵:半解体修理〉
〈釜屋:半解体修理〉
〈南保命酒蔵:屋根葺替及び部分修理〉
〈北保命酒蔵:半解体修理〉
〈東保命酒蔵:解体修理〉
〈北土蔵:解体修理〉
〈新蔵:半解体修理〉
〈復旧事項〉
 各建物は解体などの調査で後世改変の内容と復原的考察を行い、今後の活用上必要な主屋西面台所・浴室と炊事場西面湯殿を除き、中村家の居宅であった明治後期の改造前の姿に復旧整備し、各蔵は太田家住宅の屋敷構えが最も充実した江戸時代末期の姿に復旧整備した。
〈主屋〉
 主体部は屋根・野地と部分的に小屋組、床組はすべてを解体した。柱礎石は根巻地業、その他は据え直した。軸部は屋起しして傾斜を修正して補強を行い、木部補修と解体部を組立てた。このほか屋根の本瓦葺や壁の補修、建具・畳・電灯工事などを行った。
〈炊事場・東保命酒蔵・北土蔵〉
 いずれも全解体後に腐朽・破損部を補修して組み直した。炊事場のオクドマと一連の六畳間は土間に復旧し、屋根は本瓦葺とした。西面の湯殿は公開活用の施設に整備した。東保命酒蔵は東寄りが半壊状態であったので柱材を取り替え及び根継補修して組直した。小屋合掌梁は補強し、北保命酒蔵の取り合いに鉄骨を門型に設置して耐震補強とした。北土蔵は雨漏りや蟻害による多い破損を、補修して組立てた。
〈西蔵・釜屋・北保命酒蔵・新蔵〉
 いずれも半解体修理とした。西蔵は一階の床組と一・二階の間仕切、造作、正面庇などを解体し、布石基礎は部分的に据え直し、腐朽部を補修して解体部を組立てた。釜屋は二階床組と内部間仕切・造作、小屋組は破損個所を解体した。内部は釜場と焚き場を復旧した。北保命酒蔵は北半と東面突出部を解体し、補修組立てた。小屋内は小屋合掌尻と側桁をブレースで繋ぐ補強を行った。新蔵は前記に準ずる補修を行った。
〈南保命酒蔵〉
 屋根と内部間仕切り・造作を解体し、補修して取付けた。西面の出入口の撤去と窓庇の復旧を行った。補強は東保命酒蔵と同様に行った。
〈その他〉
 附属茶室、高塀の解体修理を行った。 

指定年月日
平成3年5月31日
所在地
福山市鞆町
所有者(管理団体)
太田節夫
建設年代
主屋:18世紀中期
炊事場:18世紀後期(江戸時代)
西蔵:寛政元年(1785)
釜屋:嘉永4年(1851)頃
南保命酒蔵:18世紀後期
北保命酒蔵:天明8年(1788)
東保命酒蔵:寛政7年(1795)
北土蔵:19世紀前期(江戸時代)
新蔵:19世紀前期(江戸時代)

構造形式

〈主屋〉
 桁行14.6m、梁間12.8m、2階建、南面入母屋造、北面
 切妻造、東南西各面庇付、本瓦葺、南面下屋附属
 西面突出部 桁行6.0m、梁間4.9m、本瓦葺、北面庇附属、桟瓦葺、西面台所及び浴室附属、
 北面大広間 桁行6.9m、梁間9.9m、切妻造、桟瓦葺、
 東面庇付、銅板葺、北面便所附属
〈炊事場〉
 桁行3.9m、梁間6.0m、北面庇付、2階建、南面入母屋造、
 北面切妻造、本瓦葺、東面主屋間取合附属
 西面流し場 桁行3.8m、梁間4.0m、2階建、片流れ、本瓦葺、西面便所(旧湯殿)附属
〈西蔵〉
 土蔵造、桁行7.2m、梁間5.9m、2階建、切妻造、本瓦葺
〈釜屋〉
 土蔵造、桁行5.9m、梁間4.9m、2階建、切妻造、本瓦葺、
 南面西蔵に接続
〈南保命酒蔵〉
 土蔵造、桁行13.8m、梁間5.9m、2階建、切妻造、妻入、
 本瓦葺、南面釜屋間土塀附属
〈北保命酒蔵〉
 土蔵造、桁行15.2m、梁間5.9m、2階建、切妻造、南面
 南保命酒蔵に接続、東面突出部 桁行3.6m、梁間5.7m、
 2階建、切妻造、本瓦葺
〈東保命酒蔵〉
 土蔵造、桁行14.2m、梁間6.0m、2階建、切妻造、妻入、
 本瓦葺、西面北保命酒蔵間取合附属
〈北土蔵〉
 土蔵造、桁行9.9m、梁間5.3m、2階建、切妻造、本瓦葺
〈新蔵〉
 土蔵造、桁行11.5m、梁間7.9m、2階建、切妻造、本瓦葺

出典

文化財建造物保存技術協会編
『重要文化財太田家住宅主屋他八棟修理工事報告書』
『重要文化財太田家住宅主屋他八棟修理工事報告書図版』
重要文化財太田家住宅保存修理委員会、H13.12

所有者(管理団体)ホームページ

鞆の浦 保命酒屋
http://tomonoura.jp